新型コロナや不漁の影響で開催を見送っていた宮城県気仙沼市のサンマまつりが、6年ぶりに復活することが分かりました。

 気仙沼「海の市」サンマまつりは炭火焼きを無料で振る舞う秋の人気イベントで、10月18日に6年ぶりに開催されます。

 サンマの水揚げシーズンに合わせて毎年開催されていましたが、2020年の新型コロナ拡大以降サンマの不漁などの影響もあり中止が続いていました。

 主催する団体は、サンマの水揚げが好調なことや大きいサイズのサンマが増えるという国の研究機関の予測を受け、復活を決めたということです。

 南気仙沼水産加工事業協同組合阿部泰浩理事長「なかなかこれまで我々が思うようなサンマというのが無くて、非常に良いサンマであるというところを消費者の方にもう一度サンマってこんなにおいしいんだと感じていただければ」

 一方、音楽を楽しみながらサンマを味わうイベント、気仙沼サンマフェスティバルは人手不足のため中止となることが分かりました。

 東日本大震災後のまちを元気付けようと2012年に始まった気仙沼サンマフェスティバルは、2日間で約4000匹が振る舞われる他、様々なバンドによる音楽ステージも見どころです。

 市民など10人ほどのボランティアで構成する実行委員会が主催していましたが、メンバーが半減したため安全に開催できる見込みがなくなったとして、中止を決めたということです。

 気仙沼サンマフェスティバル実行委員会津谷良子さん「スタッフのマンパワーが少し足りない部分もありましたのでお休みさせてもらって、翌年の開催に向けて今一緒にやってくれる仲間を募集している状態」

 実行委員会ではメンバーを募集していて、興味のある人はイベントの公式SNSに連絡してほしいと話しています。