火をテーマにした神奈川県秦野市のお祭りで、一風変わったコンテストが開催されました。

 リズム良く引く綱の先にあるのは巨大な木の柱です。その向こう側でも懸命に綱を引いています。

 これは、かつて葉タバコの産地だった秦野市で27日に開催された「秦野たばこ祭り」のメインイベントの一つ、「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」です。

 このコンテストは、20人で結成されたチームごとに高さおよそ4.5メートル、重さ200キロほどのヒノキの柱にくくりつけた綱を引いて柱を回転させ、摩擦で火がつくまでの時間を競い合うものです。

 制限時間は4分間で、参加した人たちは息を合わせながら力を込めて綱を引いていました。

 コンテストで起こされた火は、祭り会場の松明(たいまつ)に灯され「たばこ祭り」の夜を彩りました。