東北福祉大学を運営する学校法人が、創立150周年を迎えました。大学の前身となったのは、1875年(明治8年)に現在の仙台市若林区荒町に創立されたお坊さんを養成する学校、宮城県曹洞宗専門学支校です。25日に運営法人の創立150周年を記念した祝賀会が行われ、この先100年を見据えた大学の新たなキャンパス構想が発表されました。
25日、青葉区のホテルでは東北福祉大学を運営する学校法人栴檀(せんだん)学園の創立150周年を記念した祝賀会が行われました。
司会を務めたのは、いずれも卒業生で楽天イーグルスでもプレーした斎藤隆さんと、女子プロゴルファー佐伯三貴さんです。歌手でタレントのさとう宗幸さんが、150周年を記念して制作した歌を初披露しました。
あいさつのとりを飾ったのは、世界のゴルフ界で活躍するこの人でした。
松山英樹選手「大学4年間でたくさんの事を学びました。その時から世界を目指して練習に励んでいました。これからも世界の頂点を目指して頑張っていきます」
祝賀会では、大学の本部機能がある青葉区の国見キャンパスの魅力向上を図る新しい構想が発表されました。
第1段階として2028年度の完成を目指して図書館・食堂棟と、体育館を整備します。
食堂やカフェテリアには大人数が利用できるスペースを用意するなど、学生の交流や学習を支える施設となります。
第2段階としては、既存の建物を解体して2036年度までに新たな講義棟を建設し、現在別のキャンパスに分散している学科を集約します。
千葉公慈学長「全ての学生がそれぞれバラバラではなくワンキャンパスに勢ぞろいして、それぞれが学びが融通無碍に行き届くような基礎教育の上に専門教育を構築していく」