1日、岐阜県内を走行していたJRの特急列車とキャリアカーが接触した事故で、接触前、降りてきた遮断機がキャリアカーの荷台に引っ掛かり、動けなくなっていたことが分かりました。

 警察によりますと、キャリアカーと接触した列車は富山駅から名古屋駅に向かう「特急ひだ」で、当時、列車にはおよそ200人が乗っていて、このうち20人が軽傷を負いました。

 その後の取材で、キャリアカーの運転手の女性(26)が警察に対し「降りてきた遮断機が荷台に引っ掛かり、非常停止ボタンを押したが間に合わなかった」などと説明していることが分かりました。

 遮断機が荷台に引っ掛かったことで線路内で立ち往生し、列車と接触したとみられています。

 事故を起こしたキャリアカーの会社は「安全管理体制を徹底していく」とコメントしています。