宮城県は午前中から大気の状態が非常に不安定となり、局地的に非常に激しい雨となりました。雨は1日夜はじめごろまでがピークとみられていて、2日明け方にかけて激しい突風や落雷などに注意が必要です。

 午前11時半の塩釜市では道路が冠水し、動けなくなっている車がありました。

 宮城県は上空の寒気や気圧の谷の影響で、午前中から大気の状態が非常に不安定となり広い範囲で大雨となりました。

 降り始めからの雨量は塩釜154ミリ、大崎市鹿島台67.5ミリなどとなっています。

 1日午前9時から午前11時半にかけての雨雲レーダーを見ると、宮城県東部を中心に赤色の活発な雨雲が掛かっていたことが分かります。

 仙台市宮城野区付近では、午前11時半までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降りました。

 中津川夏帆記者「塩釜市の寿司店は停電していて、床上20センチほど浸水しています」

 店の中にまで水が入り込み営業を途中で切り上げ、店員らが対応に追われました。

 廻鮮寿司塩釜港中川一郎「まさか今朝の雨がここまでなるとは思いませんでしたので、びっくりしました。冷蔵庫とか鮮魚を扱っていますので、在庫が心配です」

 交通にも影響が出ています。JR仙石線は東塩釜駅と高城町駅間で運転を見合わせていますが、午後8時ごろに運転を再開する予定です。

 多賀城市でも広い範囲で冠水が発生し、幹線道路では複数の車が立ち往生しました。

 「車が動かない。どこまで水が上がってくるか分からないので、恐怖を感じましたね」

 多賀城市の店では、店内の20センチほどが水に浸かり今週いっぱいは臨時休業になるということです。

 天然酵母専門店こうあん井上浩平店長「水が店の両方から押し寄せる感じで来ました。頭は真っ白です。みんなでと2階に逃げました」

 なお、塩釜市、松島町、利府町、多賀城市、七ヶ浜町に塩釜市、松島町に出されていた
土砂災害警戒情報は、午後3時40分に全て解除されました。