佐賀県警で不正なDNA型鑑定がおよそ7年間にわたり繰り返されていた問題で、警察庁が佐賀県警に対して特別監察を実施すると明らかにしました。

警察庁 楠芳伸長官 「DNA型鑑定に対する国民の信頼を損なうもので、警察庁として重く受け止めております」

 佐賀県警では、科学捜査研究所の元職員が実際にはしていないDNA鑑定をしたかのように報告するなど、およそ7年間にわたって不正を繰り返していたことが明らかになっています。

 これを受けて警察庁は、原因究明と再発防止対策のため、8日から佐賀県警に対して特別監察を実施すると明らかにしました。

 首席監察官など担当職員のほか、科学警察研究所の専門家などを派遣するとしています。

 警察庁の楠芳伸長官は「対策を確実に実施することで、今回のような事案を二度と発生させることのないよう取り組んでまいりたい」としています。