大阪府東大阪市で、33歳の女性を殺害したとして元交際相手の男が逮捕された事件で、男と女性の間には過去に警察が介入するトラブルがあったことが分かりました。

 飲食店経営の永久寛史容疑者(51)は1日、東大阪市の店舗を兼ねた自宅の3階で、元交際相手の佐藤ありささん(33)を刃物で複数回刺すなどして殺害した疑いが持たれています。

 永久容疑者は「感情が一気に暴発してしまい、殺意を持って刃物で刺した」と容疑を認めています。

 警察によりますと、佐藤さんは2022年から先月にかけて、合わせて5回、「永久容疑者に胸ぐらをつかまれた」などと警察に相談や通報をしていたということです。

 警察は当時、佐藤さんに被害申告の意思がなかったため、永久容疑者に口頭注意などの対応をしたとしています。