千葉県流山市でトヨタ自動車の高級車アルファード1台を盗んだとして男2人が逮捕されました。2人は高級車の窃盗を繰り返すグループのメンバーとみられています。

 無職の伊藤正之容疑者(50)と本間友希容疑者(47)ら2人は6月、流山市の駐車場でアルファード1台などを盗んだ疑いが持たれています。

 警察によりますと、2人は車にコードをつないで不正に鍵を開けたりエンジンを始動したりできる「CANインベーダー」と呼ばれる機器を使って車を盗んだ後、横浜市中区の立体駐車場に運んだということです。

 車はエンジンが掛かったまま放置されていて、巡回中の警察官が不審に思って調べたところ、被害届が出されていたことから事件が発覚しました。

 取り調べに対して本間容疑者は容疑を認めていて、別の事件の調べの際に「去年から関東で自動車を20台以上、盗んだ」と話していたということです。

 一方、伊藤容疑者は「全く分からないです」と否認しています。

 警察は2人が高級車を狙う窃盗グループのメンバーとみて、実態解明を進めています。