竜王戦七番勝負の第1局2日目。藤井聡太七冠(23)は、防衛に成功すれば5連覇を達成し、最年少での「永世竜王」の資格を獲得します。

 佐々木勇気八段(31)は、2年連続の挑戦で、初のタイトル獲得を目指します。

 藤井七冠の先手で始まった対局で、序盤、佐々木八段が仕掛けました。

日本将棋連盟 香川愛生女流棋士 「後手番の佐々木勇気八段が横歩取りという戦型に(藤井七冠を)誘導したのがかなり大胆な戦型選択だなと」

 佐々木八段は、藤井七冠を「横歩取り」という戦型に誘導しました。大駒が飛び交う激しい展開になりがちで、深い読みが必要になります。

 攻め合いを目指した佐々木八段でしたが、藤井七冠が着実にポイントを積み重ね、最後まで緩みのない盤石の指し回しで快勝しました。

 竜王戦第2局は9日から、福井県あわら市の「あわら温泉美松」で予定されています。

 藤井聡太七冠は現在、竜王戦と並行して王座戦にも臨んでいて、7日、王座戦五番勝負の第4局が行われます。

(「グッド!モーニング」2025年10月5日放送分より)