楽天イーグルスは5日が今シーズン最終戦でした。リーグ4位に終わりましたが、三木監督の続投が決定しました。若手の育成と選手起用が評価されました。

 オリックスの先発、仙台育英出身プロ初登板の山口廉王は1イニングのみの登板となりましたが、150キロ台のストレートを軸に無失点で抑え慣れ親しんだ仙台で堂々のデビューを果たしました。

 試合は同点で迎えた延長11回。西口が太田椋にホームランを浴び、これが決勝打に。

勝利で締めくくることはできませんでした。

 今シーズンは67勝74敗で4位に終わった楽天は4年連続Bクラスとなりましたが、村林が最多安打のタイトルを獲得したほか、ドラフト1位ルーキー宗山がシーズンを通して1軍で活躍するなど、明るい材料も多く見られました。

 村林一輝選手「結果にこだわってやろうと思っていたシーズンで、最多安打を取りきれたのは来季につながる」

 宗山塁選手「悔しい試合が多かった。まだまだやることがいっぱいある。試合にたくさん使ってもらって感じた」

 浅村栄斗選手「トータルで見れば苦しかったシーズン。節目の壁にも当たったし、いい経験ができたシーズンになった」

 試合後、石井一久GMが取材に応じ、三木監督の続投を明言しました。若手を成長させたことや、来シーズンに向けて期待値の上がる選手起用を行ったことが評価されました。

 三木肇監督「非常に悔しい思いですし、その結果が現実として現場の監督である自分自身の問題だと思います。ファンの皆様の期待に応えられるようなチーム、選手になれるかというのが大きなテーマだと思いますので、しっかり頑張ってもらいたいと思います」