約36年にわたり宮城県塩釜市浦戸諸島の住民の移動を支えてきた汽船しおじがラストクルーズを迎え、多くの人が最後の姿を見送りました。
老朽化により最後の運航日を迎えたしおじは、1989年の就航以来浦戸諸島にある4つの島と塩釜港を結んできました。
6日、地元の小中学生らが歌を披露するなどしてしおじに感謝の思いを伝えました。
その後、最後のクルーズに出たしおじは約1時間半をかけて浦戸諸島を巡り、別れを告げました。
それぞれの島では、住民が別れを惜しみました。
「桂島で43年民宿やっていました。買い物に行ったりお客さんを見送ったり、色々な思い出がありますね」
今後は、別の2隻を使用し浦戸諸島と塩釜市を結ぶということです。