増え続ける詐欺電話の6割が、+から始まる国際電話を使った手口です。被害を防ごうと、宮城県の大和警察署では高齢者の住宅を訪問し不要な国際電話の停止をサポートしました。
大和町では8日、地域安全運動の出動式が行われ宮城県のよしもと住みます芸人、お野菜太郎さんが1日署長に任命され不審な電話を受けた体験を語りました。
お野菜太郎さん「徳島県で事件があって、重要参考人として名前が挙がったので電話しましたと。名前まで知っているんですよ。何か僕関係してるのかなって思っちゃった」
宮城県の特殊詐欺は8月末までで240件、被害額は約9億3400万円に上っています。このうち警察官をかたるオレオレ詐欺が、全国的に増えています。こうした詐欺電話のうち約6割が+から始まる国際電話で、中には電話番号の末尾に110番をつけて警察官を装うケースが増えています。
詐欺電話の被害を防ごうと、出動式の後、お野菜太郎さんと大和警察署の警察官が高齢者の住宅を訪問し、不要な国際電話の利用を停止するサービスを紹介しました。
お野菜太郎さん「国際電話を止めることもできるのでやり方も書いてありますので」
このサービスは、専用の用紙に電話番号や住所などを記入して郵送すれば、不要な国際電話を停止できます。
住民「難しいと思っていたけど住所と名前書くだけだから簡単」
国際電話不取扱受付センターのサービスは、警察署の窓口や電話0120−210−364でも受け付けています。