国会では21日、臨時国会が召集され、この後、自民党の高市総裁が総理大臣に選出されます。

 (政治部・村川仁基記者報告)  維新との連立合意をとりつけ、高市総裁は周辺に「ロケットスタートを切りたい」と意欲を示しているということです。

 21日朝の自民党の役員会で高市総裁は維新との連立政権の合意を報告し、「総理大臣指名を何とか勝ち取り、与党として政策をスピーディーに進めるために頑張る」と強調しました。

 衆議院では、多数派工作により1回目の投票で高市さんが第104代総理大臣に指名される見込みです。

 高市さんは「全員活躍」を掲げて閣僚人事を行います。

 ただ、自民党幹部からは「高市総裁一人でこもって人事をやっている」と話し、女性閣僚を過去最多の6人にすることについては「数ありきではないし、難しいのではないか」との見方が広がっています。

 臨時国会は21日から12月17日まで開かれ、自民と維新で合意した議員定数の削減や、物価高対策などを巡り、論戦が交わされます。

 高市さんは総理就任後、直ちに経済対策の策定を指示する考えで、参院選から3カ月が経過するなかで、ようやく議論がスタートします。