富山市の住宅街にクマ1頭が出没し、自治体の判断で猟銃の使用ができる緊急銃猟によって駆除されました。富山県内での緊急銃猟による発砲は初めてです。

 23日午前10時前、富山市悪王寺の住宅街でパトロールをしていた市の職員がクマ1頭を目撃しました。

 市によりますと、午後0時半ごろに富山市が緊急銃猟を許可し、午後1時前にハンターが3発、発砲して茂みの中にいたクマ1頭を駆除しました。

 駆除されたクマは体長約80センチの雌の成獣です。

 近くには小学校などがあり、警察が規制線を張るなどして周辺に警戒を呼び掛けました。

 富山県内で緊急銃猟が許可されたのは2回目で、発砲されたのは今回が初めてです。