天皇皇后両陛下と愛子さまは戦後80年にあたり、東京都慰霊堂を初めて訪れ、太平洋戦争の犠牲者に花を供えられました。

 東京・墨田区の東京都慰霊堂には関東大震災や東京大空襲の犠牲者ら約16万3000体の遺骨が納められています。

 両陛下と愛子さまは小池東京都知事の案内で祭壇の前に進み、一礼した後、それぞれ花を静かに供えられました。

 慰霊堂には地元の住民ら約140人が訪れました。

 両陛下と愛子さまは遺族らに「どなたを亡くされましたか」「ご苦労なさったのですね」「大変でしたね」などと声を掛けられました。

 今年は戦後80年にあたり、両陛下は硫黄島や沖縄県、長崎県と広島県を訪問されています。

 慰霊堂を天皇ご一家が訪問するのは初めてで、戦後70年の2015年には上皇ご夫妻が花を供えられていました。