アメリカのトランプ大統領は「カナダとのすべての貿易交渉を打ち切る」と明らかにしました。カナダ側が関税に関して虚偽の広告を作ったことが理由だとしています。
トランプ大統領とカナダのカーニー首相は今月上旬にホワイトハウスで会談を行い、カナダ側は鉄鋼やアルミニウムの関税引き下げを求めていました。
23日、トランプ大統領は自身のSNSに「カナダの悪質な行為に基づき、すべての貿易交渉を終了する」と投稿しました。
アメリカのレーガン元大統領が関税に否定的な発言をしていたとする虚偽の広告をカナダ側が発表したことが理由だとしています。
ロイター通信によりますと、広告はカナダのオンタリオ州政府が制作したもので、レーガン元大統領が外国製品への関税を批判し、雇用喪失や貿易戦争を引き起こしていると訴えているということです。
オンタリオ州には自動車産業の拠点が多くありますが、トランプ政権による関税により大きな打撃を受けています。