26日投票の宮城県知事選挙は最終盤を迎え、候補者5人の訴えにも熱が入っています。

 6回目の当選を目指す現職の村井嘉浩候補は24日、多賀城市や仙台市を回りました。
 多賀城市長らが応援に駆け付けた街頭演説では、厳しい選挙とアピールしたうえで、真っ先に物価高対策に取り組むと訴えました。
 村井嘉浩候補「一番多くの方から言われましたのは、物価高対策であります。11月議会には大型の補正予算を組んで物価高対策をしっかりとやってまいりたい、このように考えております。大変苦しい選挙でございます。どうか皆さんよろしくお願い申し上げます」

 参政党の応援を受ける新人の和田政宗候補は24日、仙台市を演説して回りました。出産育児費用の完全無償化に加え、航空機産業を誘致する政策の説明に時間を割きました。
 和田政宗候補「1機造ると中型ジェット旅客機いくらかと言うと、200億円です。もし宮城県で年間100機造れるとなったら2兆円ですよ。この航空機産業については、世界一の工業立地になるかもしれない。そしてそれは現実に工場を引っ張ってくることができたらやれることなんです」

 新人で自然塾を主宰する金山屯候補は、仙台駅西口で「県民が誇りを持てる宮城県にしよう」と訴えました。
 金山屯候補「この宮城県知事選挙。日本を動かす、すごい選挙になるのかなと私はうぬぼれています。子どもたちが東京に行き、私は宮城県から来ましたと胸を張って言える街にしようよ」

 新人で元県議会議員の遊佐美由紀候補は、仙台市中心部で街頭演説を重ねました。演説では、県民の声に耳を傾け福祉に力を入れた県政に変えていくと訴えました。
 遊佐美由紀候補「今こそ、この宮城から政治の流れを変えていく、高齢者の安心、子育ての安心をつくる、福祉から豊かさを。今こそ、この宮城が変わらないといけない。あなたの声が宮城をつくる。そして皆さんの安心をつくっていく。そんな宮城にしていきたい」

 JR仙台駅東口で街頭演説を行った、新人で元角田市職員の伊藤修人候補は仙台市の商業施設や住宅街を回り、都市部と地方の地域間格差をなくすと訴えました。
 伊藤修人候補「どんな地域に生まれても、どんな親の元に生まれても、同じように生活が送れ同じように教育、チャンスが得られる。こういった地域をしっかり作っていかなければ、宮城県の地域の発展はない」

 宮城県知事選挙は、26日が投開票日です。