ガザ地区の和平合意を巡り、死亡した人質の返還が遅れるなか、残る遺体13体のうち9体は所在が特定されていると複数のメディアが報じました。
イスラエルメディアは26日、情報筋の話として、ガザ地区で捜索が続く死亡した人質のうち9体の遺体は埋葬場所などが把握できていると伝えました。
こうしたなか、イスラエルは軍が管理する境界線を越えてエジプトと国際赤十字のチームが遺体を捜索することを認めたとしています。
人質の警備を担当していたハマスのメンバーも捜索を支援するため、この地域への立ち入りが許可されたとも伝えられています。
和平合意の「第1段階」では人質全員の解放が定められていますが、13体の遺体が今も返還されていません。
トランプ大統領が速やかな返還を迫り、行動を起こすと述べるなど、ハマスへの圧力が強まっていました。