千葉県市原市にある「市原ぞうの国」で飼育員の男性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。ゾウに踏まれた可能性があるということです。

 21日午前8時半ごろ、市原ぞうの国で「男性がゾウに踏まれ頭を打撲し、意識がない」と119番通報がありました。

 警察などによりますと、職員がゾウの鳴き声に気付き、おりに向かったところ、タイ国籍で飼育員のサランガム・タワンさん(30)が額から血を流し倒れていたということです。

 男性は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

 サランガムさんは当時、1人で雌のアジアゾウのおりの中で清掃作業をしていたということで、警察はゾウに頭を踏まれた可能性があるとみて詳しく調べています。

 市原ぞうの国は「ご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまに深くお悔やみ申し上げます。今後は業務の改善を図り、安全の徹底を致します」とコメントしています。