20日午後3時から21日午後3時までに、宮城県ではクマの目撃情報が16件発表されていす。
大崎市3件、仙台市・気仙沼市・登米市で各2件、栗原市・柴田町・大和町・白石市・蔵王町・富谷市・大衡村で各1件でした。
仙台市の2件はいずれも泉区で、七北田の畑と泉ケ丘2丁目の住宅敷地での目撃です。 クマの目撃が相次ぐ中、角田市と丸森町がクマが市街地に出没した際に、市町村の判断で発砲できる緊急銃猟の訓練を合同で行いました。
角田市と丸森町が初めて実施した訓練は、住宅密集地の木にクマ1頭がとどまっている想定で行われました。
9月の法改正で始まった緊急銃猟は、猟銃使用の必要性や安全確保など4つの条件を満たす必要があります。
訓練では、条件に当てはまるかを確認して実施を決定し、発砲するまでの流れを確認しました。
宮城県猟友会伊具支部庄司登支部長「クマのどこを狙ったら1発で仕留められるか。向かって来られたらどうするかも課題」
角田市と丸森町では緊急銃猟の実施はまだなく、緊急銃猟のマニュアルを整備し対応を急いでいます。