事件や事故などで命を奪われた人たちの遺品などを展示する、生命のメッセージ展が仙台市青葉区で始まりました。

 11月25日から12月1日までの犯罪被害者週間に合わせて、犯罪被害者の実態や支援について理解を深めてもらおうと、東北電力グリーンプラザで開催されている生命のメッセージ展は、東北各地の被害者14人の等身大パネルとともに生前に履いていた靴や遺族からのメッセージが展示されています。

 「大好きなお父さん やさしいお父さん ビールの好きなお父さん」

 「天国に行っても元気でね」

 2008年に宮城県で居眠り運転の対向車と衝突して亡くなった男性の子ども2人が、葬儀で読んだメッセージです。

 来場者「ご家族の胸の内が響いてきて、自分事と考えると胸に詰まるものがありました」

 展示会を主催した佐藤早織さんも、25年前に仙台市太白区で起きた交通事故で8歳の息子を亡くしました。

 みやぎ交通事故ハナミズキの会佐藤早織代表「誰にでも事件事故はいつ起こりうるか分からない。自分のことのように置き換えて見ていただければと思います」

 生命のメッセ―ジ展は、東北電力グリーンプラザで30日まで開催されています。