22日に宮城県栗原市の小学校に親子のクマが出没したことを受け、栗原市は小中学校の校長などを集めてクマ対策の緊急会議を開催しました。スクールバスを利用できる児童や生徒などの対象を拡大する方針です。
新田智紀記者「クマは22日の朝、学校の敷地に現れました。その様子が防犯カメラに映っていました」
栗原市の一迫小学校に22日午前7時半ごろ、土曜日で休みの学校の職員用昇降口前に親子のクマが現れました。
20分後、小学校から直線距離で400メートルほどしか離れていない診療所の駐車場で70代男性がクマに襲われけがをしました。
事態を受け栗原市は28日、幼稚園や小中学校の学校長などを集めて緊急会議を開催しました。
敷地内でクマが目撃された学校では、スクールバスを活用していくことなどが話し合われました。
栗原市千葉睦子教育長「正しい情報を親御さんと確認しながら、本当に安全に気を付けながら複数で登下校するなど、自分の身を自分で守る意識も持ちながら元気に登下校してほしい」
栗原市では、12月初めにも栗駒や金成地区などでスクールバスを利用できる児童や生徒の対象を拡大する方針です。