急速に普及する生成AIについて学び、業務の効率化などに活かそうと警察官が講習を受けました。
宮城県の亘理警察署で開催された講習会には署員約20人が参加し、クリエーターとして動画などを作成している講師から、生成AIの仕組みや使うときの注意点などを学びました。
いくつかのキーワードを入力するだけで、あっという間に文章や画像を作成する生成AIの精度は年々高まり、様々な場面で取り入れられています。
講師は、生成AIは入力されたデータを学習することで精度を高めているため、個人が特定できるような情報や機密情報は入力しないこと、そして最終的には自分で考えることが欠かせないと指摘しました。
署員たちは実際に生成AIを使って、業務での活用方法を考えました。
亘理警察署生活安全課長代理豊島伸晃警部補「防犯講和の案などを瞬時に導き出してくれるところは、実務にも使えると感じた」
便利に見える生成AIですが、過去の膨大なデータから情報を選んでいるため、時にはこんなことも。
講師・須藤翼さん「AIに名古屋の名物、おいしいものを出してくれるお店を教えてくださいと聞いた。和菓子屋さんを紹介されて牛肉のあんこ煮込みがおいしいと言われた。本当かなと」
「知って活用することで、仕事の効率化や生活を良くしていく物だと思っている。これは本当だろうかと一旦自分の中で考える姿勢が、今まで以上により大事だと思う」