宇宙に舞う蝶のような星雲の姿を南米・チリの天文台が捉え、画像が公開されました。

 チリ中部にある国際ジェミニ天文台の望遠鏡が捉えたのは、地球から2500光年から3800光年離れたところにあるバタフライ星雲です。

 光る羽根を広げた蝶が宇宙空間を羽ばたいているように見えます。

 この星雲の中心には寿命が終わりに近付いている白色矮星があり、羽根のように見える部分ははるか昔にこの星から放出されたガスで、強力な放射線による熱によって輝いているということです。

 この画像は国際ジェミニ天文台が観測開始から25年経つのを記念するコンテストでチリの学生が観測対象として選び、撮影されました。