宮城県で2025年度、JRの列車がクマと衝突した回数は例年より大幅に多い12件に上っています。

 JR東日本の28日の発表によりますと、南東北3県では4月1日から11月27日までの間に列車がクマと衝突し、10分以上の遅延や運休が発生した事例が42件ありました。2023年の14件や2024年の9件を大きく上回っています。

 このうち宮城県は12件で、2023年の3件、2024年の2件から大幅に増えています。

 衝突現場の近くに親グマや子グマがいる可能性があることから、他の野生動物に比べ確認や撤去に時間がかかるケースが多いといいます。

 今のところけが人はなく、ツアーのキャンセルといった観光などへの目に見えた影響もないということです。