「カスタマーハラスメント」の対策を企業に義務付ける改正法を巡り、厚生労働省は来年10月1日に施行する方針を決めました。
カスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」は客などが従業員に対して暴行や不当な要求をすることで、6月、企業にカスハラ対策を義務付ける法改正が行われました。
それを受けて厚労省は今月10日、カスハラ対策のガイドライン案を取りまとめ、専門家らの会議で示しました。
カスハラの具体例としては大きな声を上げて威圧することのほか、SNSなどへ投稿をほのめかして脅すことや実際に従業員のプライバシーに関する情報を投稿することなどを挙げています。
一方、企業の対策としては従業員に1人で対応させないことや客とのやり取りを録音・録画することなどを例として挙げています。
改正法の施行は来年10月1日とする方針です。