宮城県は11日、クマの出没により売り上げが落ち込んだ中小企業を対象に金融支援を独自で行うと発表しました。

 宮城県は、クマの出没で来客数が減り1カ月単位の売り上げ高が前年同月と比較して10%以上落ち込んでいる中小企業を対象に、最大で5000万円の融資を行うと発表しました。

 対象の業種業態は問わず、飲食店や宿泊事業者のほかクマの目撃情報が多発したエリア周辺で経営するキャンプ場などを想定しているということです。

 融資の利率は年1.6%以内で、使途は運転資金や設備資金としています。

 償還期間は10年以内で、はじめの2年は元金の返済を据え置くということです。利子のほかに年0.45%〜1%の信用保証料が必要となります。

 取り扱い期間は12日から3月末までです。申請書は県の商工金融課のホームページからダウンロードできます。