震度6強を観測した青森県八戸市で鉄塔に損傷が見つかったことを受け、NTT東日本は補修作業に最短でも3週間かかると明らかにしました。

 8日に起きた地震でNTT青森八戸ビルの屋上にある鉄塔の柱4本のうち1本が損傷しました。

 八戸市は倒壊の恐れがあるとして周辺に住む住民48世帯に避難指示を出しました。

 NTT東日本は会見を開き、最も北側の柱1本に損傷が見つかったほか、約1000本のボルトのうち19本が外れて落下したと説明しました。

 直ちに倒壊する危険性は低いということです。

 鉄塔の点検は年に1回行っていて、老朽化が損傷の原因ではないとしています。

 今後は柱の補強を行い、年内の完了を目指しています。