日本の調査隊が発見した古代エジプト・クフ王の木造船の一部が大エジプト博物館に移され、来館者の目の前での復元が始まりました。

 古代エジプトで約4600年前に造られたクフ王「第2の太陽の船」は考古学者・吉村作治さんらの調査隊が発見し、復元が続いています。

 劣化した部材のうち補強が終わったものが23日に大エジプト博物館に運ばれ、来館者の前で骨組みに取り付けられました。

現場責任者 東日本国際大学 黒河内宏昌教授 「段々と木が増えていくわけで、そうすると船の形ができてくるわけなので、作戦を立てて苦労して造るのを見てほしい」

 復元には4年ほどかかると見込まれています。