宮城県石巻市の小学生が、石川県の和紙職人に教わりながら地元特産のヨシを使った和紙作りに挑戦しました。出来上がった紙は卒業証書に使われます。

 石巻市の北上小学校では、10年ほど前から石川県輪島市の和紙職人を招いて地元の特産品、ヨシを使った紙すきを体験しています。

 5年生13人が能登仁行和紙の職人、遠見和之さんの指導を受けました。

 子どもたちは、すき船と呼ばれる器の中で簀桁という木枠を使いヨシを煮るなどして繊維状にした液体をゆっくりと揺らしてすくっていきました。

 すいた後の紙は布を挟んで水気を切り、遠見さんが輪島市に持ち帰って乾燥させます。

 原料となったヨシは、12月に北上川の河川敷で児童が刈り取り、作った和紙は2027年に卒業証書の用紙として使われます。

 児童「すくうところがバランスが難しかったです。自分で作った卒業証書ができて、うれしいです」「厚くなるのも良くないし、薄すぎると良くないっていう絶妙な感覚がちょっと難しかったです。僕の思いがこもった卒業証書になってほしいです」

 能登仁行和紙遠見和之さん「子どもたちはすごい作業が上手で、すごくきれいに仕上がりました。卒業証書を自分で作られて、地域の宝みたいな感じでこれからも大事にしていってもらえればいいなと思います」