宮城県気仙沼市では、東日本大震災で妻を亡くし自身も病を抱えた男性が祈りを捧げました。
佐藤誠悦さん「あなたを忘れない、この言葉でずっと生き抜いてきました」
元消防士の佐藤誠悦さん(73)は震災で最愛の妻、厚子さん(当時58)を亡くしました。
佐藤誠悦さん「厚子は優しくて思いやりのある、本当に才女っていうかね」
当時、介護施設で働いていた厚子さんは津波にのまれ、震災から6日後に自宅から約1キロの海岸で見つかりました。
消防士として人の命を救う仕事に就いていた佐藤さんは、妻を助けられなかった自責の念を抱えながらの15年だったと話します。 2025年5月に、佐藤さんは悪性リンパ腫の診断を受けました。
佐藤誠悦さん「お墓に行ってね、お母さん俺がんになったってことでね。行けるものならば、喜んでお前のところに行くから安心して待っていろと」
治療により、現在は腫瘍がほとんど見えなくなるまでに回復したということです。
佐藤誠悦さん「お前はまだ来るのは早いって言われているような気がしてね」
月命日には必ず墓参りをして、厚子さんが見つかった小泉海岸へ足を運んでいます。手には、白い花束が。
佐藤誠悦さん「これ、亡き妻が大好きだった」
厚子さんが大好きだったトルコキキョウの花言葉は思いやり、そして永遠の愛です。
佐藤誠悦さん「生まれ変わったら、もう一度結婚してくれとお話をしたいなと思っています」