金の国内小売価格が急落しています。29日に初めて3万円の大台に乗りましたが、3000円以上値下がりしています。

 2日午前9時半に発表された金の国内小売価格の指標とされる田中貴金属工業の店頭小売価格は、1グラムあたり2万6712円でした。

 29日につけた史上最高値の3万248円から3536円下落となり、下落率は10%余りとなっています。

 また、銀の店頭小売価格も大きく値を下げています。

 2日午前の価格は1グラムあたり488.95円と先週の最高値【650.10円】から20%以上の下落【161.15円安】となりました。

 市場関係者は、トランプ大統領がFRB=連邦準備制度理事会の次の議長に金融緩和に対して消極的と見られていたウォーシュ氏を指名すると発表したため利下げに対する不透明感が広がり、ドル高が続くとの見立てが強まっていると話しています。

 このため、相対的に価値が下がる金を売却して現金やアメリカ国債などにシフトする動きが出ていると分析しています。