2月8日に投開票が行われる衆議院選挙、宮城4区の候補者の訴えをお伝えします。 宮城4区は石巻市、塩釜市、富谷市など12の自治体で構成されます。この選挙区は30年にわたって自民以外のベテラン議員が議席を守り続けています。今回は3人が立候補し、中道改革連合と自民党の前職同士の直接対決で全国注目の激戦区になっています。

 宮城4区に立候補しているのは届け出順に参政党の新人佐野誠候補、中道改革連合の前職安住淳候補、自民党の前職森下千里候補です。

 参政党の佐野候補は静岡県出身。12年前に大和町に移り住み、現在は大和町議会議員の妻と4人の息子と暮らしています。
 佐野誠候補「経済的な理由で子どもをあきらめよう、それ悲しくないですか。私は悲しい。なので参政党が掲げる政策はですね、子ども1人につき月10万円の教育給付金を支給することです」

 中道改革連合の安住候補は石巻市出身。NHK記者を経て衆議院選挙では10期連続当選。新党、中道改革連合の立ち上げにも関わり共同幹事長を務めています。
 安住淳候補「人々の暮らしをちゃんと大事にして人間中心、そしてその人々が自然とこの国を愛そうという下からちゃんと盛り上がっていくような国家を作ろうというのが、私たち中道の一番大事な理念です」

 自民党の森下候補は愛知県出身。タレントから転身。5年前に母親と猫と石巻市に拠点を移し、前回の衆議院選挙で比例東北ブロックで初当選しました。
 森下千里候補「地域再生は私の一生の課題だと、この場で皆さんにお約束をさせていただいたんです。だから必ず皆さんとのお約束を果たす、その決意でこの5年間やってまいりました」

 安住候補と森下候補は、区割り変更前の前々回2021年の衆議院選挙で直接対決。この時は安住候補が2万票の差で森下候補を破り、今回が2度目の直接対決です。
 圧倒的な知名度で「安住王国」とも言われた宮城4区の戦い。森下候補と安住候補との対決で、全国屈指の注目選挙区となりました。

 その2人に割って入る形になったのが、参政党の宮城県連会長を務める佐野候補。妻の瑠津さんと挑む初めての衆議院選挙で、夫婦で準備を進めてきました。
 妻・佐野瑠津さん「できる限りのことは一緒にやって二人三脚でと思っています」
 佐野誠候補「一緒に政治に参加して一緒に未来を作って行きましょう。一緒に若者たちに子どもたちに少しでも良い、少しでも明るい未来を日本を残していくために、皆さんの力が必要です」
 選挙戦は少ないスタッフで補いながら戦います。
 佐野誠候補「みんなで一緒にね、チームですから」
 3日には、参政党の神谷宗弊代表が仙台市で応援演説しました。
 神谷宗弊代表「安心して暮らせる国、子どもたちが笑顔の国、それが日本だと胸を張って言っていきましょう。そのための選挙です」

 安住候補は選挙戦初日、地元石巻市での第一声の後は塩釜市でも街頭演説しました。
 安住淳候補「極端な右や極端な左ではなくてこの道にあたる真ん中は、多くの国民の皆さんに歩んでもらいたい道をこれから私たち地道に示していきたいと思っています」
 安住候補は遊説を終えるとすぐに東京に。党の顔として、中道候補のために全国を駆け回ります。首都圏や北海道、終盤は東北各県を回り同僚議員にてこ入れ。自分の選挙区は空っぽにする選挙戦です。
 安住淳候補「この北の大地でも中道の芽を育てて皆さん、どうぞ1つ大きな国民政党にしていただければと思います」
 それでも中盤には地元に戻り、支援を求めました。
 安住淳候補「なかなか地元に入れませんが仕事上、しょうがない。これはもう全国の仲間を当選させなきゃいけないから頑張ります。おはようございます。午前10時に演説会やるなんて異例だよね、石巻始まって以来」
 「おはようございます。ようやく帰ってまいりました。本当に地元を分かっているのは私だけだから、地元ってそんな軽々しいものではないでしょ」

 自民党の森下候補は、ライフラークと位置付ける辻立ちを基本に知名度不足を補います。
 森下千里候補「交流のきっかけです。ちょっと日課というか」
 マイクが使えない午前7時から顔を売り込みます。
 森下千里候補「寒いですよね。でも着てるんで、今全然大丈夫です1、2、3、4、5、6枚くらい」
 この日は富谷市や大和町を回りました。
 森下千里候補「まずは皆様方の暮らしをしっかりと支え、我が美しい大和町、富谷の地域をしっかりと守りこの美しい日本を守り、そして挑戦をし続けてまいりたいと思っている」
 選挙戦初日は、高市総裁も仙台市に駆けつけました。
 高市総裁「森下千里さん頑張っています。環境大臣政務官としても活躍している自民党の部会にも、最も熱心に出る女性と言われています」

 更に自民党が重点区と位置づける宮城4区。根強い人気がある安倍元総理の妻、安倍昭恵さんも投入されました。
 安倍昭恵さん「森下千里候補、あと一歩のところで本当に頑張っておられる。私も少しでもお役に立ちたいと思って、きょうは応援に来させていただきました」

 宮城4区の候補者に選挙区への思いを聞きました。

 佐野誠候補「(震災時)石巻や沿岸部にボランティア活動してきましたので、地元ではないけれども4区に対する愛情。安心して暮らせるような政治、社会環境づくりをしっかりやっていきたい」

 安住淳候補「発災からずっとやってきましたけど、お叱りをいただきながらも何とかこうやってきたので、あとは人口減少を止めて若い人が定住できるように、給料の高い企業を誘致したいね。高い給料の会社引っ張ってこようと思う」

 森下千里候補「人が優しいんですよね。東京にいた時はすごい孤独を感じることも多かった。鳥獣被害がすごい多いので、石巻だけじゃなく大和でもたくさんの地域で大きな問題。(狩猟免許を)取って勉強させてもらいたいと思って」