ウクライナのゼレンスキー大統領が、オリンピックで戦争犠牲者の「追悼ヘルメット」を着用して失格となった選手と面会し勲章を授与しました。

 ゼレンスキー大統領は13日、ミラノ・コルティナオリンピックのスケルトン男子で失格となったウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ選手と面会しました。

 そして「ウクライナの正しい立場です。心からの敬意を示します」などと話し掛け、自由勲章を授与しました。

 また、ロシアの侵攻により命を落としたアスリートらの写真が貼られたヘルメットを見つめる場面もありました。

 ヘラスケビッチ選手は、IOC(国際オリンピック委員会)の判断は不当だと改めて強調したうえで「私は出場すべきでした。しかし、この問題がウクライナの状況や偉大な選手たちの犠牲について、世界中の人々を団結させた」と思いを述べました。

 ヘラスケビッチ選手を巡っては、スポーツ仲裁裁判所が13日、失格の取り消しを求める訴えを棄却しています。