テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環でSDGs企画をお伝えします。25日は「ジェンダー平等を実現しよう」です。男尊女卑の考えが残るインドのスラム街で女性に活躍の場を提供する企業がありました。

 インド最大の商業都市ムンバイ。高層ビルが立ち並ぶそばには、アジア最大規模のスラム街が今もなお存在します。

 スラム街は男性優位の社会で、女性まで仕事が回ってこないことが少なくありません。

 この状況を変えようと着目されたのが、インドの伝統衣装「サリー」です。廃棄予定だったサリーの布を新たな商品に生まれ変わらせるブランドが立ち上がりました。

 日本で購入できる店を訪ねてみると。

えしかる屋 店長 黒崎りえさん 「すごくコンセプトも素晴らしいし、実際の商品が何よりすごく素敵だったのでお取り扱いをするようになりました」

 商品を手掛けているのは「Iwas a Sari」。バッグやノートなど、サリーを再活用した商品を作るのは多くがインドのスラム街に住む“女性職人”です。

 スラム街の女性たちを積極的に採用し、これまでに「900人以上の雇用」「220万時間以上に及ぶ正当な賃金での雇用」を提供する事に成功しました。

 そんな女性たちは働くなかで自身の立場に変化が。

“職人”として働くサプナさん 「プロジェクトに参加してから私の生活は変わりました。子どもたちの学費が払えるようになりました。家族が私を尊敬してくれるようになりました」

 彼女たちの頑張りは海を越えて日本にも。

購入者 「すごく模様がかわいくて、手に取ったらすごく肌ざわりが良くて」 「百貨店とかでは目にしない独特な色合いとかデザインがすごく好き」

 女性に働くきっかけをもたらし自立を促す。今後、もっと多くの女性へ、雇用機会の提供を目指していきます。

 並んでいた商品は鮮やかな柄でぬくもりも感じました。女性職人の皆さんにとって、一緒に働く仲間と出会えることも非常に大切だということです。