戦後文学の巨匠の“知られざる作品”が見つかりました。

 大江健三郎さんは、東京大学在学中に芥川賞を受賞し、1994年には日本人として2人目となるノーベル文学賞を受賞しました。

 今回、新たに発見されたのは、1955年5月に書かれた「暗い部屋からの旅行」と、その2年後に書かれた「旅への試み」の2作品です。

 いずれも、大江さんが在学中に暮らした東京・北区の下宿先で見つかりました。

 「暗い部屋からの旅行」は、短編で、大江作品としては珍しく、恋愛要素が色濃く出た作品です。

 また、「旅への試み」は、足が不自由な少年を主人公とした短編で、原稿にはほとんど加筆・修正のあとが見られませんでした。

(2026年3月3日放送分より)