トヨタ系自動車部品大手のデンソーは、中東情勢の緊迫化によって毎月およそ50~60億円の売り上げが減少する可能性があると明らかにしました。

 トヨタは、中東に輸出する車の生産について、3月は2万台、4月は2万4000台減らす方針です。

 デンソーは、この減産などに伴い毎月最大で60億円程度の売り上げの減少が見込まれるとしています。

 加えて、直ちに影響はないとしつつも、石油関連製品のナフサが枯渇し始めていて、樹脂を使った部品の供給に影響が出る可能性があるということです。

 また、半導体大手のロームに買収を提案している事について、トップが初めて公の場で言及しました。

林新之助社長 「なぜロームさんかというとシナジー(相乗効果)が大きいから。半導体は設備投資が大きく、そこをどういう風に薄めながらも技術で勝っていくか」

 ロームを巡っては、東芝と三菱電機が電気自動車(EV)などに使う半導体事業の統合を巡って、ロームと協議を始めています。

 デンソーの買収提案への影響について林社長は、「日本の半導体を強くするというスタンスに立てば、様々な枠組みが排除されるべきではない」と述べました。