全国のスーパーで販売された米の平均価格は、8週連続で値下がりしています。しかし、宮城県の販売店では価格を下げられない現状に頭を悩ませています。
農林水産省が発表した5日までの1週間に全国のスーパーで販売された米の平均価格は、前週より2円値下がりし5キロ当たり3933円でした。値下がりは8週連続です。
しかし、宮城県では値下がりに乗れない小売店が多くあるようです。
仙台市太白区の米工房いわいでは、宮城県産のひとめぼれが5キロで4800円前後と、全国平均価格より900円ほど高い値段が続いています。
岩井一剛社長は、全国の値下げの動きとのギャップに困惑しています。
米工房いわい岩井一剛社長「全国的には下がっているとずっと報道されていますけれども、宮城県は価格が下がる現象が起きてないことが現状です。2025年産米の概算金が異常に高くて、我々小売店には価格が高いままの状態で納品されています」
米の概算金は、JAを通して出荷する農家に支払われる前払金です。
JA全農みやぎは、民間の集荷業者との競争が激しい中で数量を確保し安定供給するためとして、2025年度に概算金を引き上げました。
新米が出回り始めた2025年9月には1俵60キロ当たりの金額は、ひとめぼれが3万1000円などとなりました。
岩井社長は、2025年の新米の時期にJAと卸売業者との間で概算金を基に販売数などの契約が済んでいて、次の新米の時期までは価格を下げられないと伝えられたと言います。
米工房いわい岩井一剛社長「正直困惑してるというかがっかりっていうか、米が余ってる状態みたい。何でそれを値段を下げて出してくれないのかなって。1日でも早く下がればすぐにでも価格も下げたいという思いはあるんですけど、なかなかできないのは、本当に心苦しいです」