梅雨や台風のシーズンを迎えるのを前に、気象庁は、ちょうど1か月後に今の大雨に関する防災気象情報を大幅に変更します。

 災害を「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つに分け、それぞれ5段階のレベルを明記し、パッと見て分かりやすくなりました。

 ただ、街の皆さんに聞くとなかなか浸透はしていないようです。

 街の人「知らなかった」「前テレビで変わりますと言っていたような気がする」「大雨の方はちょっとまだ分からない」「ぱっと見て色レベルで黒が危なそうなのが一目で分かる感じがする」「5段階もあったんだというところと、改めてしっかり見ないと、いざ危険な時に対応できないので、しっかり勉強しないと」

 知らないという声や、聞いたことがあっても具体的にはイメージが湧かないという声もありました。

 「防災気象情報」とは何のために出され具体的に何に注意すべきなのか、気象台の担当者に話を聞きました。

 訪れたのは、東北6県の気象・地震などに関する情報を一元的に管理する仙台管区気象台です。

 自治体と連携して、地域の防災対策を担う気象防災部の阿部真治次長に、防災気象情報について聞いてみました。

 仙台管区気象台気象防災部阿部真治次長「気象庁が発表する大雨警報など、災害の恐れがあるときに出される情報は、市町村が避難情報を出す際や、住民の皆さんが、自主的に避難を判断する際の重要な目安となっています。新しい名称は、レベル3大雨警報のように、はじめにレベルがつきます。その後に災害の種類や警報や注意報の区分が続いていくというものになります」

 レベルによって危険度がわかりやすくなったということでしたが、この情報を理解する上で鍵になるのが「警戒レベル」と「色」です。

 黄色で示される「警戒レベル2・注意報」は災害の危険箇所や避難先をハザードマップなどで確認する段階です。

 赤色で示される「警戒レベル3・警報」が出た場合、自治体は高齢者など避難に時間がかかる人への避難を求めます。

 そして、最もポイントになるのが今回新設された、紫色で示される「レベル4・危険警報」です。

 自治体が避難指示を出す基準となっていて、すぐ避難することが重要です。

 仙台管区気象台気象防災部阿部真治次長「例えばレベル4大雨危険警報。こちらが発表された場合には、市町村からの避難指示が出てもおかしくないという情報となっています」

 その上に位置付けられるのが、黒色で示される「レベル5・特別警報」。

 これは、すでに災害が発生している可能性があり、場合によっては外への避難がかえって危険なこともあります。

 つまり「レベル5・特別警報」が出てからではもう遅く「レベル4・危険警報」の段階で避難する必要があります。

 新しい防災気象情報の運用開始まであと1か月。

 気象台も情報の認知度を上げたい考えです。

 仙台管区気象台気象防災部阿部真治次長「運用まで1か月と、もうすでに迫っている状況です。まだまだ住民の皆さんにご理解いただくまでは至っていないところが多数あると思っています。HPに特設サイトを作成しております。機会があるごとにSNSでも発信しているので、そちらもご確認いただきたいと考えてえおります」

 仙台管区気象台は運用開始1週間前の5月21日に、新たな防災気象情報に関する講演会を開催します。オンラインでも参加可能で、申込など詳しくはHPから確認してください。