ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船について、最初に乗客が死亡した後、南大西洋の島で乗客30人が下船していたことが分かりました。

 クルーズ船の運航会社は7日、先月24日に南大西洋のイギリス領セントヘレナ島で乗客30人が下船していたと発表しました。

 乗客の国籍は少なくとも12カ国で、1人の遺体が含まれるということです。

 WHO=世界保健機関によりますと、これまでにクルーズ船でハンタウイルスに感染した疑いがあるのは8人で、このうち5人の感染が確定しています。

 死亡した乗客は3人で、このうちの1人と接触したKLMオランダ航空の客室乗務員もハンタウイルスの疑いがある症状を訴え、アムステルダムの病院に入院したということです。

 ロイター通信などによりますと、WHO=世界保健機関は7日、この乗務員について、検査の結果、「陰性が確認された」と明らかにしました。

 オランダの保健当局は、死亡した女性と機内で接触した他の乗客についても経過観察を続けるとしています。

 クルーズ船は10日にも、スペイン・カナリア諸島のテネリフェ島に到着する予定で、スペイン政府は残されたおよそ140人の乗客らを隔離した状態で各国に帰国させる方針です。