アメリカ軍がイラン南部を攻撃したと発表し、イラン側も反撃しました。和平協議は、停滞と半歩前進を繰り返し、締結のめどはたっていません。

■戦闘終結への合意文書、詰めのさなかに…

イラン最高指導者 モジタバ師の声明 「時計の針は巻き戻せません。アメリカはもはや、この地域で悪事を働いたり、軍事基地のための安全な場所を持ったりすることはできず、日ごとに以前の立場から遠ざかっていくでしょう」

 ここしばらく戦闘のなかったホルムズ海峡。しかし夜には、ホルムズ海峡に面したイランの港湾都市で対空砲が撃たれる事態に。

 双方が攻撃されたと主張する展開になっています。果たして和平案は合意できるのでしょうか。

 イランの革命防衛隊がボートで機雷を敷設していると主張して、アメリカ軍が攻撃すると、イラン側もすかさず反撃します。対空ミサイルを撃ってきたため、アメリカ軍は発射基地を攻撃したということです。

 アメリカ中央軍は「自衛のためだった」と説明しましたが、イラン外務省は、「アメリカによる明白な停戦違反」だと非難しています。

 戦闘終結に向けた、合意文書の詰めの作業を行っているさなかの出来事でした。

■「アメリカに死を」

アメリカ ルビオ国務長官 「草案の合意形成はできています。協議は単語や文章の解釈を巡り、調整に数日かかるものです」

 和平案を巡っては、石油の販売や濃縮ウランの扱いについてアメリカが一部譲歩したことで、合意に近づいたと言われています。

 しかし、アメリカが歩み寄っても、イランは距離を取る。そんな駆け引きが1カ月以上繰り返されています。

 イラン側が譲歩することはあるのでしょうか。

モジタバ師の声明(26日) ロイター通信によると 「今後、『アメリカに死を』『イスラエルに死を』というスローガンは、イスラム共同体、世界の抑圧された人々、とりわけ若者のスローガンになるでしょう」

(2026年5月27日放送分より)