北上を続けている台風6号が今、沖縄県に最接近しています。3日にかけて関東に接近し、記録的な大雨となる恐れがあります。
■沖縄を直撃 大木が折れる
那覇市の南西を進む台風6号は暴風域に入る前から猛威を振るいます。
観光客でしょうか、容赦ない風と雨が打ち付けます。
那覇市では瞬間的に35メートルを超える今年一番の風が吹きました。大人の男性も体を持っていかれるほどで、傘も用をなしません。観光客でにぎわうはずの那覇市内も、それどころではありません。
そして1日正午ごろ、暴風域に入りました。
正午すぎ、7万8000人余りに避難指示が出されました。雨と風は勢いが強まります。外出せざるを得ない人に激しい風と雨が吹き付けます。
午後、沖縄県に「レベル3」の大雨警報が発表されました。新しい防災情報になって初めてのことです。レベル3は高齢者など避難に時間を要する人が避難する目安です。
ワイパーをかき消すほどの雨が降るのは宮古島です。先月31日夕方、強風域に入りました。
普段は観光名所となる離島をつなぐ「宮古ブルー」が彩る橋も通行止めのため車が引き返していきます。
雨は収まりますが、風は弱まりません。
海と空の玄関口はもちろん、路線バスや沖縄都市モノレールは終日運休となりました。
■3年前の台風と“共通点”も
台風6号の影響で2日以降、本州付近でも警報級の大雨となる恐れがあります。
実は3年前にも今回と同じような進路をたどった台風があります。
2023年、同じく6月初めに同じようなコースをたどった台風2号は、その台風からの湿った空気が梅雨前線を刺激し、記録的な大雨に。
愛知県など6県で線状降水帯が次々に発生し、6人が死亡しました。都内でも大雨洪水警報が出て、駅の構内まで水が押し寄せました。
3年前とよく似たコースをたどる可能性が高い台風6号は勢力を落とすことなく北上する恐れがあります。
関東では3日にピークを迎え、通勤時間帯に警報級の大雨の恐れがあります。
気象庁 池田徹主任予報官 「近畿、東海、関東甲信地方は3日を中心に暴風や大しけの恐れ」
九州南部、奄美地方で線状降水帯が発生する恐れが高まっています。1日に梅雨入りが発表された九州南部も不安は募ります。
パッションフルーツ農家 「それてほしいという願いがあったが、なかなか願いも届かず、やることはやったので、後は本当に祈るしかない」