特殊詐欺の「かけ子」としての業務を紹介し、犯罪実行グループへ仲介したとして、仙台市の指定暴力団幹部の男ら2人が職業安定法違反の疑いで逮捕されました。

 逮捕されたのは、仙台市太白区袋原の指定暴力団住吉会系幹部 阿部優哉(33)と太白区上野山1丁目の自営業・加藤優一(33)です。

 警察によりますと、阿部容疑者らは特殊詐欺のリクルーターと共謀し、SNSで仕事を探していた神奈川県在住の20代男性に対し、「だましの電話をかけて金をとる仕事」がある」「あとは(実行グループに)引継ぎをしておくから」などと言って、詐欺の実行役としての業務を提示したほか、犯罪実行グループへの仲介を行った疑いが持たれています。

 被害にあった男性は、初めはマレーシアでの仕事と言われていましたが、その後、実行グループからの指示でタイに渡航。事前に聞いていた内容と待遇が異なったことから逃亡し、自力で帰国したということです。

 警察は、阿部容疑者と加藤容疑者の認否について、「捜査に影響するため公表を差し控える」としています。