2日、宮城県名取市閖上の海岸で男子中学生が溺れて死亡しました。専門家に、海に潜む危険について聞きました。

 宮城海上保安部によりますと2日午後2時ごろ、名取市閖上の海岸で名取市に住む13歳の男子中学生が沖に流され、約1時間後に50メートル沖合で救助されましたが、その後に死亡が確認されました。

 男子中学生は、友人3人と腰まで水につかかって水遊びをしている時に流されたということです。

 水難学会の斎藤秀俊理事は、足が着く場所では離岸流で流される可能性は低いとしたうえで、中学生が腰まで海につかっていた危険性を指摘します。

 水難学会斎藤秀俊理事「腰深は深いと思いますね。大きな波が来た時に、あっという間に足元をすくわれるような深さですね。膝下までの水深に抑えれば、例えば海であろうと川であろうと池であろうと何らかのことがあったとしても、安全にまた陸に戻ることができるということになります」

 海では距離感覚がつかみにくく、自分たちが思っていたよりも岸から離れて遊んでしまった可能性もあるということです。

 水難学会斎藤秀俊理事「腰高で遊んでいた段階で、多分30メートルぐらいは沖に行ってたと思うんですね。海の距離感と陸の距離感は違っていて、自分では陸から10メートルぐらいだと思ってても、20メートルぐらい先にいたりするんですね。ですから、50メートル先で溺れているところを発見されたということになると、感覚的にはかなりすぐ近くで溺れたという感覚ですね」

 斎藤理事は、海水浴場が開設されていない5月から7月は子どもだけで海に行き事故につながるケースが毎年必ず起きているとして、遊泳禁止の場所で子どもだけで遊ぶ危険を指摘します。

 水難学会斎藤秀俊理事「今は海水浴場が開設している時に遊びましょうということになっていますから、今の時期は海水浴場が開設されていませんので今、特に子ども同士で海辺で遊ぶのは避けた方が良いかなっていう時期だと思います。