道路が冠水し、ひざの近くまで水位が達したところもあるなか、車が水没する事態も起きています。

■川崎駅前一帯が浸水被害

 足首がつかるほど冠水している場所は駅前の道路です。歩道が川のようになっています。

 3日午前9時すぎ、川崎市の川崎駅前の光景です。2日から降り続いた雨で、市街地の広い範囲で冠水する被害が出ています。

 普段、多くの人が集まる駅前の大通りは1日で景色が一変します。

 川崎市では24時間雨量が6月平年の約90%にあたる151.5ミリです。さらに、6時間雨量は125ミリで、観測史上1位を記録しています。

 通勤時間帯に行き交う人々の姿が…。救急車両のサイレンの音が鳴り響いています。動画を撮影した人に話を聞きました。

撮影した人 「駅前から5分程度、歩いたところ。一番深いところで、ひざ下まで完全につかっちゃう。靴がグショグショになる」

 冠水した道路を走る車の助手席から撮られた映像では…。

撮影した人 「ちょっとやばいね」 「川なんだけど」 「タイヤ半分くらいいっている」 「見えない」

 路地の方に避難したものの、冠水は続いています。住宅街の道路が水で埋まってしまっているのが分かります。

 川崎市では午前8時すぎ、レベル4の大雨警報が一時発表されました。

撮影した人 「コンビニまで歩いて行っていたが、川みたいになっていて道路が。ずっと流れているような状況。結構、危ないと思った。大きい車両が通ると利用したコンビニ、自動ドアが閉められない状態になっていて、店内に(水が)入っていくくらい」

 市内にあるマンションの駐車場でも被害が出ています。

 建物の駐車場は今回の雨よけとして水を止めるための板を設置していましたが、高さを越えて軽自動車は水没してしまったということです。

マンションの理事長 「JAF(日本自動車連盟)呼んで。持っていってもらうしかない」

 水没した軽自動車の車体には葉っぱなどの汚れが付いています。

マンションの理事長 「短時間に豪雨、15分くらいで」

 水没していた時の写真では、車体の半分ほどが水につかっているのが分かります。

マンションの理事長 「見てもらうと分かるけど屋根がへこんでいる。屋根がへこんでいるということは車が浮いて上に当たった。それだけ車が浮いていたということ」

 神奈川県東部では午前9時ごろ、線状降水帯が発生していました。

マンションの理事長 「長く降るのではなく、ほんの一瞬、10分15分(雨が)どかんと来たから。下に排水ポンプもあるが間に合わない」

■「水が波打つ状態」浸水被害

 市街地での大規模な冠水は埼玉県でも起きています。

 川のように見える場所は住宅街の道路です。住民が自宅に帰るため、水没した道路を進んでいます。

 台風の影響で市街地を流れる川が氾濫しました。

 普段は水量が少ない川ですが、台風の大雨によって水位が大幅に上昇し、住宅街の方まで冠水する被害が…。周辺では6時間雨量が96ミリで、観測史上1位を記録しました。

 川の水があふれ、道路との境目が分からないほどです。

撮影した人 「川が氾濫していて(水は)ひざくらいに。転んだら危ない。家に帰るまでかなり迂回(うかい)した」 「(Q.いつから水が増えた?)私たちが気付いたのは午前8時前後。段々、波打つ状態になってきて、道路から自宅の方に(水が)入り込んできた」

 車で移動していたところ、道路の水位が上がってきたため、市役所の臨時駐車場に車を止めて歩いて帰宅したといいます。

撮影した人 「本当にすごかった。物も流れてきて、ごみも臭いし、どんどん(水が)深くなっていくし。どこまで深くなるんだろうと思いながら歩いてきた」