クロマグロの漁獲枠について協議する国際会議で、日本が求めた漁獲枠の拡大は合意に至りませんでした。宮城県の飲食店からは落胆の声が聞かれました。

 14日まで長崎市で開催されていた、太平洋で獲れるクロマグロの資源管理について話し合う国際会議で、日本は大型マグロの漁獲枠を25%増やすことなどを主張しましたが、他の国や地域との資源保護についての隔たりが埋まらず、合意に至らないまま閉幕しました。

 クロマグロの資源量は、かつての乱獲などで大幅に減りましたが国際的な漁獲規制の結果、着実に回復していました。

 日本近海では近年、記録的な豊漁となり取れ過ぎたマグロを海に放すなどの対応が取られてきましたが、マグロと一緒に他の魚も逃げてしまうため漁業者の経営には打撃となっていました。

 マグロの漁獲枠が増えれば流通量も増える期待があったため、飲食店からは落胆の声が漏れました。

 宮城県塩釜市の廻鮮寿司塩釜港本店は、14日も多くの客でにぎわっていました。

 廻鮮寿司塩釜港鎌田秀也会長「マグロは寿司屋にとって命でしょう。マグロが駄目だったら全てのネタが駄目になっちゃう」

 創業以来クロマグロの握りが看板メニューで物価高が続く中、マグロの流通量が増えれば手頃な価格で提供でき客に喜んでもらえると期待していたということです。

 廻鮮寿司塩釜港鎌田秀也会長「すごく残念だね。完全に増えると思いました。もちろん最低でも10%位は増えてもらわないと。もう海はマグロだらけですから今。漁師さんはいつでも取れますよ。あんなに海にいるのにさ、もうちょっと増やしても、私はあと50%ぐらい増えてもいいと思います」