香港警察は政府への憎悪をあおる出版物を販売したとして書店の責任者ら5人を逮捕しました。

 香港警察の発表などによりますと、15日に逮捕されたのは2つの書店の責任者ら男女合わせて5人です。

 政府や司法機関への憎悪をあおる出版物を販売したとして、国家安全条例違反の疑いを持たれているということです。

 警察の国家安全部は2つの書店を家宅捜索し、扇動の意図のある書籍を押収したとしています。

 香港メディアによりますと、そのうち1つの書店「留下書舍」は元記者らが2022年に開業し、ジャーナリズム関連の書籍を多数扱っていました。

 また、留下書舍は今月14日に8月末で閉店すると発表したばかりで、経営難のほか、当局による取り締まりの基準の曖昧さも理由に挙げました。

 香港では今年3月と6月にも2つの独立系書店の責任者らが同じ容疑で相次いで逮捕されていて、当局が今年に入って出版業界への圧力を一層、強めています。