最後までもつれにもつれた国会での与野党攻防。日本維新の会、肝煎り(きもいり)の副首都関連法が成立し、深夜になってあいさつ回りをする高市早苗総理大臣の顔には笑顔が見られました。

■副首都法案 2票差で決着

 結果はわずか2票の僅差。日本維新の会肝煎りの「副首都法案」が可決・成立しました。終盤国会で与野党がぎりぎりの攻防を続け、度重なる協議の末、野党側の要求を大筋で受け入れることでようやく合意しました。

 その要求とは、大阪都構想の是非を問う住民投票は、来年春の統一地方選と「重ならないよう調整する」というもの。2つを同じ日に実施することの相乗効果で、都構想への賛成を増やそうとしていた維新には痛手となります。

 これに対し、維新の会の吉村洋文代表からは、その条件を軽視するような声が上がっています。

「付帯決議の意志は尊重したい。ただ、1回の投票で有権者とすれば投票することができる、コストも抑えることができると考えれば、私は同日選を目指していくべきだと思う」

 中道改革連合の重徳和彦国対委員長は、この発言にくぎを刺しました。

「先ほどネット記事を拝見したら、吉村知事が大阪府庁の会見で同日投票を目指すと発言された。立法府でどういう意図で付帯決議を通じて審議したかを踏まえて適切に法律が運用されるように見ないといけない」

■高市総理 笑顔であいさつ回り

 そして、国会では会期終わり恒例のあいさつ回り。与党の維新の会を訪問した高市総理は満面の笑みです。

高市総理 「よかった!」

 さらに賛成に回ったチームみらいとのあいさつでもご機嫌の様子。議員の肩をグーでポンと押しながら退出しました。

 一方、野党へのあいさつ回り。高市総理を迎える中道改革連合は厳しい表情で待ちます。

高市総理 「失礼しまーす」 小川淳也代表 「しっかり睡眠とっていただいて」 高市総理  「また月曜日お世話になります。よろしくお願いいたします」 小川代表 「お体に気をつけて」

 高市総理が帰った後は…。

中道改革連合 岡本三成政調会長 「握手を求めるのは小川さんの癖ですけど、器の大きさ見えました。小川さんのね」

 さらに国民民主党へ。ここでも、話題になった高市総理の睡眠不足について。

高市総理 「寝ないと」 古川元久国対委員長 「睡眠大事ですよ」

国民民主党 玉木雄一郎代表 「こんなゴタゴタした国会は初めて。ここまで混乱した一つの要因は、政府与党内の連絡調整が極めてお粗末だったということに尽きると思う」

■愛知と名古屋「副首都を目指す」

 維新肝煎りの副首都法案だけに「大阪ありき」なのではないかと批判されていましたが、「副首都を目指す」と真っ先に手を挙げたのは愛知県と名古屋市でした。

愛知県 大村秀章知事  「全国で一番早く名乗りを上げた」

名古屋市 広沢一郎市長 「全力で取りにいくと申し上げていた。きょうの可決を待って速やかに動き出したい」

 一方、参院の日程が予定より大幅に遅れたことで、高市総理が出席する予定だった衆院予算委員会の集中審議は、週明け27日に延期し、閉会中審査の形で行われることとなりました。

(2026年7月25日放送分より)