最大震度7の揺れを観測した熊本県宇城市では、特産品の「シャインマスカット」の出荷がピークを迎えています。一方で自宅が被災した農家も多く、片付けと出荷の忙しさに頭を悩ませています。
宇城市松橋町にある道の駅は、地震による断水などの影響で一時営業を中断しましたが、1日から再開し、14日朝も午前7時ごろから多くの農家の方たちがマスカットの出荷を行いました。
宇城市不知火町でシャインマスカットを栽培する松野光倫さん。
出荷のピークを迎え、毎日およそ600房のマスカットを収穫しています。
地震では、シャインマスカットも被害を受けました。
マスカット農家 松野光倫さん 「地震によって揺れてブドウ同士が当たって人間でいう打撲みたいな…見た目が悪くなる。あとから腐敗していく」
今年は天候も良く発育は良好でしたが、傷が付いたマスカットは出荷することができません。
また、普段出荷する販売所で営業休止が相次いでいて、思うように出荷できていないのも現状です。
加えて頭を悩ませるのが自宅の片付けだといいます。
松野さんの自宅を見せてもらうと、タンスなどの家財は倒れたままの状態です。
松野光倫さん 「ブドウの仕事が最盛期なので、そっち優先で行って、ブドウが終わったらぼちぼちと片付けようかなと。最低限生活できるところを片付けたら、後はもう後回し」
自宅の片付けは、マスカットの収穫が落ち着く今月末から始めたい考えですが、9月には他に栽培しているミカンの収穫時期も迫っており、片付けに充てられる期間は1週間ほどしかないとのことです。
地震による農家への影響は、今後も続きそうです。