ロシアにあるJT=日本たばこ産業の資産や経営権がロシア企業の管理下に移された問題で、管理の移管を受けた企業の運営者が政府機関の元職員らであることが明らかになりました。
ロシアの経済メディアRBCは7日、大統領令でJTのロシア資産の管理者と指定された企業「インダストリアル・アセット」のアントン・ピボバロフ社長のコメントを報じました。
RBCによりますと、ピボバロフ氏は以前、ロシア国防省傘下の役所で幹部を務めた人物で「大統領令とロシア法を厳守し、事業の安定的運営を確保する」などとしてロシア側の手による事業継続の方針を明らかにしました。
また、この企業が今年9月に設立されたばかりで、登記されている住所はモスクワ市内の集合住宅の一室だと伝えています。
一方、独立系メディアはこの企業の唯一の株主がクリミアのFSB=連邦保安庁の元職員だとも伝えていて、ロシア側は元政府職員らを使って今回の移管を周到に準備していた様子がうかがえます。